AIOHubが解決したいこと
企業の情報発信というと、Webサイトを作ったり、SNSを更新したり、記事を書いたりすることが一般的です。
もちろん、これらは必要です。
ただ、すべての情報を継続的に「発信」しようとすると大変です。
たとえば、ある商品の細かな対応条件について詳しく説明したとしても、それをSNSで定期的に発信し続ける必要があるとは限りません。一方で、その条件を知りたい人が現れたときには、すぐに見つけられる方が便利です。
AIOHubでは、こうした情報を「毎回発信するもの」だけではなく、必要なときに使えるように配置しておくものとして考えます。
最初に、会社概要、商品やサービス、特徴、対応できること、よくある質問など、すでに持っている情報をまとめて登録します。
一度整理した情報は公開ページから読めるだけでなく、AI窓口が質問に答えるための情報としても使われます。
そのため、すべての情報をSNSのように何度も発信したり、同じ説明を問い合わせのたびに繰り返したりする必要がありません。
最初に整えて、その後は必要になった情報を足していく
とはいえ、最初から会社について考えられるすべての情報を登録する必要はありません。
AIOHubでは、まず現在持っている情報をある程度まとめて配置します。
その後は、新しい商品や取り組みができたとき、伝えたいことができたときに追加します。
そしてもう一つ、重要なのが実際に情報を探している人から生まれる需要です。
たとえばAI窓口に、
「この商品は法人でも利用できますか?」
という質問が来たとします。
その情報が登録されていればAIはその情報を使えます。一方、法人利用について何も登録されていなければ、「利用者は法人利用について知りたがっているのに、その情報がまだない」ということが分かります。
そこで法人利用についての情報を追加する。
次に同じことを知りたい人が来たときには、その情報を利用できるようになります。
つまり、最初に一定の情報を配置する。あとは、自分たちが伝えたいことと、実際に知りたい人が現れたことをきっかけに情報を足していく。
これがAIOHubで考えている情報の育て方です。
毎週必ず記事を書く、毎日SNSを更新するといった「発信を続けること」そのものを目的にはしていません。
必要な情報が、必要になったときに使える状態を少しずつつくっていきます。
「あらゆる文脈に耐えられる情報」とは
AIOHubでは、単に情報量を増やすだけではなく、同じ会社について、さまざまな立場や目的から調べられても使える情報を持つことを重視しています。
たとえば、ある製造会社が、
「金属加工を行っています。短納期にも対応します。」
とWebサイトに掲載していたとします。
会社の概要を知るだけなら、これでも十分かもしれません。
しかし、実際に仕事を依頼しようとすると質問はもっと具体的になります。
「どんな材質を加工できるのか」
「どのくらいの大きさまで対応できるのか」
「試作品を1個だけ頼めるのか」
「量産にも対応しているのか」
「図面がまだ完成していなくても相談できるのか」
「県外企業からでも依頼できるのか」
「食品関係の設備に使う部品でも相談できるのか」
採用を考えている人なら、同じ会社についてまったく別のことを知りたくなります。
取引先、求職者、地域住民、金融機関、行政、既存顧客、初めて会社を知った人。それぞれ立場も知りたいことも違います。
さらにAIが間に入れば、
「高知県で小ロットの加工を相談できる会社を探して」
「この条件ならA社とB社のどちらが合いそう?」
「うちの会社のこの部品は相談できそう?」
といった、会社側があらかじめ想定していなかった聞かれ方も増えていきます。
一つのキャッチコピーだけで、こうしたすべての質問に答えることはできません。
だからAIOHubでは、一つの見せ方に最適化した情報だけではなく、会社について判断するための材料そのものを増やしていくことを考えています。
これを「あらゆる文脈に耐えられる情報」と表現しています。
もちろん、文字どおり世の中のあらゆる質問に答えられるという意味ではありません。
誰が、どんな目的で、どんな聞き方をしても、その組織について判断するための材料をできるだけ見つけられる。その範囲を少しずつ広げていく、という考え方です。
AIのためだけの情報ではありません
AIOHubではAI窓口を提供していますが、登録する情報はAIだけのためにあるわけではありません。
公開された情報は、人が直接読むこともできます。
Webサイトからリンクする、営業先にURLを送る、名刺にQRコードを載せる、問い合わせへの回答として該当する情報を案内する、といった使い方もできます。
また、蓄積した公開情報をもとに、SNS投稿や記事、営業資料などを作る際の材料として使うこともできます。
大切なのは、AIを使うことではなく、まず使える情報があることです。
人が読んでも使える。AIが説明するときにも使える。情報発信をするときにも使える。問い合わせ対応にも使える。
一度つくった情報を一つの用途だけで終わらせず、必要な場面で何度も使える状態をつくります。
Webサイトを置き換えるサービスではありません
AIOHubを利用するために、現在のWebサイトをやめる必要はありません。
Webサイトには、会社や商品の魅力を分かりやすく見せたり、ブランドの世界観を伝えたり、問い合わせや購入につなげたりする役割があります。
AIOHubは、それとは少し役割が違います。
Webサイトですべてを説明しようとするとページ数が増えすぎるような細かな情報や、普段は目立たせる必要はないものの誰かが知りたいときには必要になる情報まで、整理して持っておくことができます。
Webサイトを持っていない場合には、AIOHubの公開ページを情報公開の入口として使うこともできます。
Webサイト、SNS、営業資料などと競合させるのではなく、それらで使う情報の土台としてAIOHubを持つという使い方も想定しています。
情報を持っていること自体が、これからの準備になる
これまでは、会社について知りたい人がWebサイトを見たり、検索したり、直接問い合わせたりすることが中心でした。
現在はそこに生成AIも加わっています。
今後どのサービスやAIが情報探索の中心になるかを正確に予測することはできません。しかし、どのような入口が増えたとしても、外部から利用できる情報そのものがなければ、その会社について正確に説明することは難しくなります。
だからAIOHubでは、特定のAI検索サービスへの対策だけを目的にするのではなく、まず自分たちについて外部から使える情報を整えておくことを重視しています。
検索から来ても、SNSから来ても、URLを直接渡されても、AIに聞いても、必要な人がその会社について理解するための情報がある。
AIOHubは、その状態を一度に完成させるのではなく、実際に使われながら少しずつつくっていくための情報基盤です。
