野中祥平・NonaCanvas 100問100答|第3章 どんな人に向いているか(Q18〜Q25)

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Q18. 最も多いクライアント像を教えてください。

主にご一緒しているのは、事業や組織を実際に動かしている経営者・No.2・経営幹部です。自分で成果を出してきた一方、会社が次の段階へ進むにつれて、自分だけでは考えきれないテーマが増えてきた方が中心です。

例えば、得意な事業づくりは進むけれど、幹部育成や役割分担は後回しになる社長。社長の構想を形にしながら、現場の相談も受け、いつの間にか自分の役割が広がりすぎたNo.2。複数の事業を進めているが、何に自分の時間を使うかを考え直したい経営者などです。

「仕事ができないから相談する」というより、できることが多く、頼られる範囲が広いからこそ、一人では触れにくい問題が残っていることがあります。

年代・性別・家族構成よりも、現在どんな責任を担い、何を一緒に考えたいのかを重視しています。

NonaCanvasにはどんな悩みを持つ人が相談に来ますか?

Q19. どんな悩みで相談されることが多いですか?

相談の入口では、整った課題名よりも、次のような言葉が出てきます。

事業や優先順位について:「頭の中がとっ散らかっている」「新しいことをいくつも考えているけれど、何からやるかが決まらない」「この新規事業を続けるか、やめるか、最後に納得しきれていない」「AI時代に自社は何を強みにすればよいのか」。

組織や任せ方について:「任せたいのに、結局自分がやった方が早い」「幹部を育てたいけれど、どう引き上げればよいか」「今の組織図のままで次の成長に進めるのか」「また同じようなトラブルが起きた」。

自分自身の役割について:「社長と自分の役割は、このままでいいのか」「会社は回っているが、自分が何をしたいのか分からなくなっている」「本当は嫌だと思っていることを誰にも言えていない」。

私は、これらを最初から別々の専門分野へ振り分けず、一緒に見ます。「採用の問題」だと思っていたことが、話してみると役割の決め方や事業の方針につながることもあるためです。

NonaCanvasのコーチングはどんな目的や悩みを持つ人が申し込んでいますか?

Q20. どんな目的で申し込む方が多いですか?

多いのは、重要なことを一人で抱え続けず、現実の経営を前へ進めるために、定期的な対話の場を持ちたいという目的です。

目の前の問題を整理するだけでなく、「今の会社を次の段階へ進めるには何を変えるか」「No.2として、これから何を担うのか」「本当はどんな経営をしたいのか」を考えるために活用する方もいます。

私自身がコーチングを受けてよかったのも、誰かに正解を聞けたからだけではありません。一人では後回しにしていたテーマに向き合い、選択肢を広げ、次の行動を決め、それを報告して一緒に喜べる相手ができたことに価値がありました。

ですから、問題の解消だけでなく、その先の挑戦や、ご本人なりの経営スタイルを育てることも、継続して話す目的に含まれます。

NonaCanvasのコーチングはどんな悩みや状態の人が申し込むことが多いですか?

Q21. 申し込む前、クライアントはどんな状態のことが多いですか?

外から見ると、会社も仕事も順調に見えることがあります。それでも本人の中には、気になっているのに、まだ扱い切れていないテーマが残っています。

考えようとすると重くなり、つい得意な仕事へ戻ってしまう。社長には言いにくい、社員にはまだ話せない、家族に話しても仕事の背景から説明しなければならない。そうしているうちに、重要なことが頭の中に居座る状態です。

一方で、意思決定が遅い方だけではありません。アイデアが豊富で決断も速いけれど、決めた後に誰がどう進めるか、自分は何に時間を割くかが曖昧な場合もあります。

「自分は即断即決できるから、コーチングは必要ない」とは限りません。決める前に詰まるのか、決めた後に詰まるのか、そもそも本当に扱うべき問題が見えているか。そこから一緒に確かめます。

NonaCanvasのコーチングセッションでは、どんな状態になることをゴールとしていますか?

Q22. セッションを通じて、どんな状態を目指しますか?

目指すのは、目の前の対応に追われるだけでなく、自分の意思で会社を動かし、次の可能性にも手を伸ばせる状態です。

例えば、「任せたいけれど不安」が、「この役割を、この範囲で任せ、そのためにこの対話と育成が必要だ」に変わる。「新しいことをしたい」が、「今はこれに絞り、まずこの人と話してみる」に変わる。こうした変化を、現実の行動につなげていきます。

私は、出てきた問題を片っ端から叩き続ける状態を、ゲームの「ワニワニパニック」に例えることがあります。その対極として考えているのは、オーケストラの指揮者のように、全体を見渡し、誰が何を担っているかを把握できている状態です。

もちろん、経営から突発的な問題がなくなるわけではありません。それでも、全部に自分で反応する以外の選択肢を持ち、先に整えたり、任せたり、今は扱わないと決めたりできる。そんな変化を通じて、ご本人もパワフルに、クリエイティブに、軽やかになることを目指します。

NonaCanvasのコーチングは会社が費用を出す法人契約でも利用できますか?

Q23. 個人と法人(企業研修・役員向けなど)の両方に対応していますか?

個人・法人のどちらの契約にも対応しています。経営者やひとり社長がご自身で申し込む場合も、会社が費用を負担して経営者・No.2・幹部が受ける場合もあります。

中心は、ご本人との個別対話です。会社が申し込む場合も、「会社はこの人にどう変わってほしいか」だけでなく、「本人は何を考えたいか」を大切にします。

法人契約であっても、No.2や幹部がセッションで話した内容を、そのまま社長へ報告する支援ではありません。共有が必要なことは、ご本人が社内で話せるよう、伝える内容や伝え方を一緒に考えます。

企業研修や講演は個別相談です。個別コーチングの契約に、会社全体への研修が自動的に含まれるわけではありません。

NonaCanvasのコーチングが向いていない相談や目的はどんなものですか?

Q24. 向いていない相談・目的はありますか?

答えをすべて外部に決めてもらいたい、実務を丸ごと代行してほしい、自分は関わり方を変えずに周囲だけを変えてほしいという目的とは、進め方が合いにくいと考えています。

また、起業や集客の手順を一から体系的に学びたい場合は、その分野の講座や実務支援の方が合うことがあります。私も知見や助言を出しますが、継続して手順を教えることより、ご本人と一緒に考えて意思決定することが中心です。

これは、相談する方の能力や人柄の評価ではありません。その時点で必要な支援が何か、という相性の話です。経営経験のある方が、新しい事業をゼロから始める相談まで対象外にする意味でもありません。

医療行為や心理療法も提供していません。別の専門的な支援が必要な場合は、コーチングだけで扱おうとせず、その旨をお伝えします。

コーチングに興味はあるけど何を相談すればいいか分からない段階でも問い合わせしていいですか?

Q25. 相談するか迷っている人に、どんな段階なら一度連絡してほしいですか?

「相談するほど整理できていない」と感じている段階から、連絡していただいて大丈夫です。

「このままでいいのかな」「半年くらい気になりながら放置していることがある」「新しいことをしたいのに、なぜか動く気になれない」。そのくらいの言葉でも、対話の入口になります。

私自身、最初から「組織のこの問題を解決するためにコーチングを受ける」と明確に決めていたわけではありません。仕事以外の自分も大切にしたい、少しワクワクが不足している、という思いもきっかけでした。実際に話してみると、避けていた組織のテーマや、自分の思い込みが見えてきました。

コーチングを必要としていると確信してから申し込む必要はありません。一度話してみて、その対話がご自身に役立ちそうかを判断してください。

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